About Schmidt
という映画のDVDを借りて見ました。
ネタバレ控えめであらすじを簡単にまとめます。
まぁこういう人間ドラマでネタバレなんてあまり関係ないとも思っていますが。
主人公は、保険会社でアクチュアリーの仕事を勤め上げ、定年退職したウォーレン・シュミット。
おそらく彼は仕事に没頭して生きてきたのでしょう、
退職後は生きがいをなくし、寂しさと孤独を抱えながらぼんやり生活します。
そんな中で退職後すぐ彼は妻をなくしてしまいます。
彼は悲しみに打ちひしがれながら、更に孤独に苛まれます。
それと同時に、一人娘の結婚も近づいてきます。
しかし娘の相手はあまりきちんと人ではなく、娘には相応しくないとウォーレンは考え、必死に彼女を説得します。
ですが、彼女に「今さらあたしの人生に口出しするの?」と言われ、言い返せないのでした。
それらの事件を経て、ウォーレンは今まで向き合わずにいた「自分の人生って何なんだ?」という疑問に向き合わざるを得なくなります。
自分は保険会社で立派に勤め上げたのに退職後は老害として扱われる、
自分は妻ときちんと理解しあうことができなかった、
自分は娘が変な男とくっつこうとしているのを止めることもできない、
自分が死に、自分を知る者も死んでしまえば、自分の生きた痕跡なんか何も残らないじゃないか。
そうして絶望しかけた彼が最後に出会ったものとは…
と、いう感じです。
結構面白かったです。
というか、思想が自分と似ているんだろうな、と。
ウォーレンはまじめでエリートなのですが、結構わがままで、頑固で、他人を許容できないフシがあります。
また、プライドも高く、とても見栄っ張りです。
散々言いましたが、その描写がとてもリアルで、こういう人多いよね~(自分がそうなだけ?)って何回も思いました。
アクチュアリーって仕事もそんな性格にぴったりだなって感じです。
その裏に描かれる孤独、寂しさ。
…なんか、あまり語ると良くないので、気になる人はみてください!笑
では。