圧力鍋を使ってみたPart2
先日の圧力鍋の記事(圧力鍋を初めて使ってみた - いぬいぬいぬい)を読んだ友人に、
「圧力鍋今から使い始めてどうするの?」
と聞かれて、気付きました。
確かに、煮物などを作るのに向いている圧力鍋は、冬の間は重宝しますが、暑い季節に作る料理にはあまり向きません。
せいぜい先日作ったカレーくらいでしょうか。
しかし!
そこまで言われたら意地でも圧力鍋を使ってあげなきゃだめでしょう!
(そこまで言われてもないけど)
と、いうわけで、
今回は圧力鍋でご飯を炊いてみました。
そう、ご飯が炊けちゃうんですよー
まず、米を鍋にいれて研いだら
加熱して、例のごとく水蒸気が出てきます。
※画像はイメージです。(前回と同じ写真)
白米のときは、そのまま4分待ちます。
火を止めて、しばらく待って、
仕上がりを見てみると…
いい感じにできました。
炊飯器で炊いたときに比べて少し黄色っぽくなりましたが、母によるとそんなものっぽいです。
味はほとんど変わりませんでした。
炊飯器に比べて早く、省エネにできるので結構良さそうですね。
ジャズCDを借りました
ずいぶん前のことになりますが、久しぶりにCDを借りてきました。
メモついでに書いておきます。
・オーネット・コールマンの「ゴールデンサークルのオーネット・コールマン」(vol.1と2)
・ビル・エバンスの「ベストオブ ビル・エバンス1977-1980」
の三点です。
オーネット・コールマンは初めて借りました。
1960年代中盤のアルバムらしいです。
まだ聴きこんでないのとそもそもジャズにそんな詳しくないのでコメントは控えますが、どちらもとても僕の好みな感じがします。
ちなみに、
CDを取り込んだあと返すときにビル・エバンスのCDをパソコンから出し忘れていて、中身が入っていないと電話をもらってしまいました(´・ω・`)
お恥ずかしい話です。
数理心理学
数理心理学
という学問をご存じでしょうか?
僕は最近知りました。
その名の通り、数学的な手法を用いて人々の心理・行動をモデル化する学問です。
先日、金沢に旅行に行ったときの話です。
居酒屋に並んでいると二人の40くらいの男性が話をしていて、
失礼ながら聞き耳を立ててみると、数学の話をしてるっぽいのです。
興味がわいて話しかけてみると、そのお二人はそれぞれ別の大学で(数理)心理学を研究している教授だったのです。
残念ながら、すぐに店内に呼ばれてしまったのであまりお話を聞けなかったのですが、面白そうな分野だなぁと思っていました。
そこで、
そのお二人のうちの一人が書いた本を大学の図書館で借りてきました。
↓これです。
読んでみると…
なかなか面白いです。
意思決定がいかになされるかという心理について書いた本なのですが、例えば具体的にどんな話を扱うかというと
・AよりBが好ましく、BよりCが好ましいと感じても、必ずしもAよりCを好ましいと感じるわけではない。(手続き不変性の不成立)
・客観的に全く同じ結果が得られるものであっても、言語の表現などにより評価が変動する。(記述不変性の不成立)
とかの例を実験結果とともに挙げ、それに応じたさまざまな条件(線形性があるか、評価が複数の段階にわかれるかなど)を課したモデルの変遷をコンパクトにまとめていました。
また、
既に行った判断に対しては自分の選んだ選択肢の評価を判断以前より高くする傾向があったり、
自分の記憶や経験がどれほどあてになるかをメタに判断し、それにより選択肢を再評価したり、
判断の際には評価と別にその手間(思考の操作数)を考慮し、情報が負荷になりすぎないような選択方法を(選択肢の数などにより)適当に選ぶなど、
人間の評価、判断は種々の要素からなることが指摘されており、それがモデル化を難しくしています。
近年では、そのような現象は脳のどのような働きによって引き起こされるのかに関心が集まり、脳神経科学との関わりも出てきているようです。
結構淡々と書かれていて専門書に少し近い感じがしますが、面白いので興味を持った方はぜひ。
圧力鍋を初めて使ってみた
先日実家から帰ってきて、それから一昨日まで料理を全くせず過ごしていましたが、
なんか作ろうかなー、おいしいもん食いたいなー
…久しぶりにカレーを作ろう!
と思って材料を買って家に帰ると、
圧力鍋がありました。
そういえば、実家帰ったときに母親が買ってくれていたのだった。
となれば。
早速カレーの具材を圧力鍋に入れて、
水を入れて、沸騰するまで中火
勢いよく水蒸気が出てきます。
弱火にして一分加圧したあと、火を止めて待つ…
すると、
あ、写真撮り忘れた。
しょうがないから最後の一杯の写真でも
ともかく、美味しいカレーが出来上がったのでした。
いいですね、圧力鍋。
時短かつ省エネでカレーとか煮物とか作れるらしいので、これからも積極的に使いたいです。
漬け込みウイスキー
漬け込みウイスキー
というのが、最近?いつからか流行っているみたいです。
こないだ行った居酒屋でも漬け込みハイボールなるものを飲みました。
そんなわけで、
早速作ってみました。
用意したのはワケアリで安くなっていた苺と超安物のウイスキーと、ちょうど良いところにあったインスタントコーヒーの空きビン。
これを、
入れるだけ。
あ、ヘタはとりました。
冷蔵庫に入れなくてもいい説があったのですが、念のため入れて、4日後。
苺から色が抜けて、ウイスキーが赤色に。
これで完成。
そのままではあまり飲みたくない安物ウイスキーが、いかなる変化を遂げているのか…
蓋を開けてみると、思ったより苺の香りが強いです。
ロックで一口飲んでみると…
とても苺の風味が強く出ています!
炭酸水で割るのが良さそうかな?
紅茶に少し入れても美味しそう。
今回は砂糖を入れていないので甘味は少ないですが、レシピによっては砂糖やレモンをひとかけ入れるのもあるようです。
個人的には、苺だったら甘くすると少ししつこくなりそうなので、入れなくてちょうど良かったかな、と。
ちなみに、苺の果肉も食べてみましたが、お酒が染み込んでいてこれまた美味しいです!
そのままおやつにもいいし、お菓子作りにも使えそう?
簡単で他の果物でもできるみたいなので楽しめそうです。
コンピューター囲碁の現在
昨年のちょうど今頃、
囲碁のAI、AlphaGoがトップ棋士の李世乭(イ・セドル)に五番勝負で勝ち越し、
囲碁界を震撼させました。
囲碁関連では珍しくニュースで大きく取り上げられたので、囲碁を打たない方でも多くの方が知っているでしょう。
井山さんが史上初7冠という快挙を成し遂げたことよりもよく知られていそうですね…
それくらい、元々世間の人工知能への関心が高かったのでしょう。
そもそも囲碁は、他のボードゲームよりも起こりうる局面の数が圧倒的に多く、コンピューターが一手ずつ調べていくことが事実上不可能ということで、囲碁AIの開発のために様々な工夫が施されてきました。
2006年にはモンテカルロ木探索というアルゴリズムを取り入れたCrazy Stoneというソフトが登場し、囲碁AIの世界に革命を起こしました。
これによりそれまで級位者レベルだった実力はアマ有段者まで一気に引き上げられました。
しかし、これを超える大革命がディープラーニングを用いたAlphaGoだったのです。
AlphaGoは2015年にAIで初めてプロ棋士を破り、続いて2016年に李世乭さん相手に4勝を挙げ、その名を世界に知らしめました。
さて、それから一年が経ち、AlphaGoの話題はあまり出なくなりました。
しかし、AIの発展がそれから再び行き詰まってしまったかというと、
全くそんなことはないのです!
年明けに囲碁サイト「東洋囲碁」や「野狐囲碁」で突如現れた「Master」というプレイヤー。
これらのサイトは世界のトップ棋士たちも多く利用していますが、
Masterはそのプロ棋士達をバタバタと倒していき、無敗のまま合計60以上の連勝を挙げました。
後に、MasterはAlphaGoに改良を加えたものと公式の発表がありましたが、
その成長は驚くべきものでした。
プロ棋士に勝てるようになったといってもまだやや不自然な手を打ったり、乱戦が苦手と言われていたAlphaGoでしたが、
Masterはそういった弱点を克服し、圧倒的な強さを見せたのです。
さらに、そうして得た正確な読みに裏付けられた新しい手がどんどん出てきました。
次々と新手を繰り出す様子は、故呉清源(ごせいげん)先生を思わせると言われます。
呉清源(1914-2014)
木谷実らとともに新布石、新定石を打ち出し、「21世紀の碁」を作った。
最近はその新手をプロ棋士たちが研究し、今までの常識をひっくり返す結論がたくさん出ています。
Masterはこれからの囲碁の発展に大きな寄与をすることになるでしょう。
楽しみです。